従来の企業組織図では、部門間の関係性や密接度、配置すべき人材や連絡の流れなどがわかりづらかった。
そこで、組織の関係性を自由に表現し、事業活動の実態を反映させて組織の解説をするシステムが提案された。これをオーガニグラフという。
オーガニグラフには多様な組織の実態が示されている。部門間の関係性や、従業員個人と業務がどう関わっているかなどを、組織の関係地図としてまとめ、目に見えるよう表現されているので具体的で分かりやすい。

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オーガニグラフには４つの基本概念がある。
①セット(集合体)
相互関係の無い経営資源や業務をひとつのセットとみなす
②チェーン(連鎖)
事業のtunaがりや物と仕事の流れを示す
③ハブ(中枢、拠点)
さまざまな経営資源やコア・コンピタンスが集約される場のこと。工場に例えると、それぞれの組み立てラインは人が部品から製品を生産するハブ、とみなすことができる。
④ウェブ(網目状の複雑な関係)
人、もの、情報によって構築される複雑な関係を表現した、核となる部分を持たない網状の組織概念をいう。

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オーガ二ライフを描くと、組織の構造が分かり効率良く業務にあたることが出来る。新聞社を例に挙げれば、広告主の重要性や事業範囲が明確となり、社の中心部が担当すべき内容の業務と、その他の部門に任せる業務を判断出来るようになる。
会社によっては、専門性の認識、コア・コンピタンスの所在、育成の重要性、将来の可能性、トップマネジメントの位置づけ、マネジメントの役割などを認識出来るというメリットがある。